中古車を検索して探すデメリットとは
中古車の探し方はたくさんあります。現在では「インターネット」という情報の探し方は、テレビを見るように誰に対しても開かれたものになっています。昔はパソコンだけであった情報検索のための端末も、現在ではスマートフォン、タブレット端末でも可能になっています。
そのような「インターネット」で情報を検索する手段にはメリットとデメリットがあります。まずはメリットですが、それは「手軽に誰でも情報を参照することができる」という点でしょう。どこにいても、さらには「いつでも」、自分のタイミングで自分が見たい情報を探すことができるという点です。そのような「利便性」は、人にインターネットの利用を促すことを促進するものでした。現在ではどこでも、電車の中でも、外の店舗でも、誰もがインターネットによって情報を収集しています。それは「情報は与えられるものではなく、自分で参照するものだ」という新しい常識を生み出しました。
ですから、各事業者はそのように「探される」ことを前提にWeb上のデータを整備する必要が出てきました。ホームページを整えることはそのままビジネスの成否にもつながるようになったのです。「インターネット」というチャンネルは店頭の訴求と同様に重要なものになりました。ただ、そのような前提であるということは、「インターネット上に記せば消費者に伝えることができる」ということでもあり、「正しいことを書かなくても信じる人がいる」という状況も生み出しました。
そうです。インターネット上に「安い」と書けば、それを見た人はそのまま「そうなのか、安いのか」と信じるかもしれませんし、インターネットに対して少し詳しい人であれば「いや、まてよ。比較してみよう」という気になって自分でさらに調べるかもしれません。ただ、「インターネットが誰にでも開かれたものになった」ということは、「いや、まてよ」と感じることができる人ばかりではなくなったということです。
「リテラシー」という言葉がありますが、それは情報端末、情報に対する見識の深さを示しています。その「リテラシー」が高い人ばかりがインターネットを参照しているのであれば、にわかに信じられないような情報は「意味のないノイズ」になるのですが、「見たものを信じる」というような人であれば、その情報が「すべて」になってしまうということもあるのです。
ですから、検索して中古車を探す場合の注意点は、「比較」するということです。ただ、中古車はその車体、その状態がオンリーワンのものです。「比較する対象」は、別の車ということになります。同じ車体を、違う販売店が取り扱っているわけではないということです。だからややこしいのです。その中古車は基本的にその店舗でしか扱っていないものであるため、だからこそその情報の「信憑性」の判断がつかないのです。インターネットで検索して探す際のデメリットはこのようなことです。その情報を「信じることができるかどうか」ということは、常につきまとっているのです。