中古車のヘッドライトの黄ばみとは

中古車はすでに誰かが運転したものであるということは間違いありません。そのような車体を整備し、キレイにして、また新たなオーナーが心機一転気持ち良く運転することができるようにして、販売されているものです。

ただ、どうしても経年することによって「痛み」は生じてしまうものです。自動車の「外装」は24時間、365日、外にむき出しになっています。風雨にさらされ、誇りや砂などを被っているのです。定期的に洗車していれば気がつくと思うのですが、そのような際に露呈する「汚れ」に唖然とする人もいるのではないでしょうか。

自動車の外装は、主に金属に塗装を施したものであるというイメージが一般的でしょう。それはいわゆる「ボディ」の部分です。ただ、よくよく考えてみると「それだけではない」のです。

自動車がキレイかどうか、ということを考える際、「ボディの輝き」を特に意識するという人も多いでしょう。ですが、それだけを考えていると思わぬところの思わぬ変化に気がつくのが遅くなってしまうかもしれません。それは「ヘッドライト」部分です。自動車の前方を照らす、車にとってはなくてはならない箇所です。

自動車のヘッドライト部分は主に「プラスチック」のような樹脂製です。これはボディを構成する金属とは違う部分、さらには窓を覆うガラスとも違う部分です。外気にさらされることは前提になっているものの、ガラスや金属ほど経年劣化に対して強くはない部分といってもいいでしょう。そのようなヘッドライトは、常に自動車の先端に位置し、常に外気にさらされている部分なのです。

年式の古い中古車では、稀にこのヘッドライト部分が「黄ばんでいる」と感じることがあります。それは「ライト」そのものの黄ばみではありません。むしろ、ライトを点灯すればそのようなことは気にならないことがほとんどです。それが気になるのはそのライトをつけないときです。ライト部分を覆う「カバー」としての樹脂部分が黄ばんでしまっていて、それが気になるのです。

もちろん、このような「外観」は中古車にとって大きなマイナスポイントです。インターネットなどで調べる際、「やけに安い」と感じた車体は、そのようなことを疑う必要があるでしょう。特にインターネットでは現物を見て判断することができないものですから、そのようなパーツの劣化は見落としやすいのです。

ヘッドライトなどが黄ばんでいると、他のどのような部分をピカピカに磨いたとしても、それはやはり「古く」感じてしまうものです。人が見ても、また自分が見ても、「中古車だ」と、そのように感じてしまうのです。中古車を検討する際は、このような細かな部分にも注意する必要があります。ボディは磨けば輝きます。ガラスも磨けば輝きます。ただ、「ヘッドライト」などの樹脂部分はどのように磨いても元通りになることはないということがあります。それは汚れているわけではなく、変色してしまっているからなのです。

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